信州のセレガーラとエアロエース 東京行編③
信州のセレガーラとエアロエース、今回は、信南交通と伊那バスを紹介します。時は、27年前、両社は、中間事業者とのトラブルも解消し、京王帝都電鉄(現在の京王電鉄バス)と東京行きの高速バスを申請した。しかし、当時の国鉄から横槍が入った。しかし、当時の運輸省は、国鉄の横槍を却下、予定通り、運行免許を与えた。こうして、信州初の東京行き高速バスが開業した。なんと、信南交通と伊那バスは、甦ったのだった。
かなり大袈裟な前フリでしたが、実際、高速バスのおかげで、伊那谷は、東京が近くなったのです。では行きます。
こちらは、信南交通のエアロエースです。伊那バス、川バス、松電、長電、諏訪バス、千曲バスと、信州各地にセレガーラが東京線に投入された。しかし、信南には投入されなかった。そして、信州初の高速バスのエアロエースが導入されました。信南交通は、担当車両が運転手の勤務シフトによるのが特徴です。東京行きだけではありません。このデザインも合います。
こちらは、伊那バスのセレガです。伊那バスは、昔からふそうのバスがない会社です。だから、妄想エアロバスや、妄想エアロクイーン、妄想エアロエースとなんでもありです。なお、長野日野自動車は、IB(猪木と馬場ではありません。)グループ(伊那バスのグループ)の会社ではありません。愛媛日野は伊予鉄グループやかつての名古屋三菱ふそうは名鉄グループだったわけで、信州では、そういう影響はありません。
ところで、信州のセレガは、Jピラーのない仕様が多いです。別名、アルピコ仕様とも言われています。が、伊那バスのセレガには、Jピラーがあります。そのためかわかりませんが、高速バスのセレガは、折り戸です。ハイデッカーでも、最近はプラグドアになっている高速バスですが、伊那バスは折り戸を守っています。なお、伊那バスのセレガは、飯田発は松川車庫、駒ヶ根発は駒ヶ根車庫の担当です。余談ですが、大阪行きは、伊那の本社車庫です。最近、松川の車両にもSシートつきが加わりました。個人的には、アルピコの「ハイランドエクスプレス」ともども好きなデザインです。
いかがでしたか。次回は、諏訪バスです。
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