2022年05月13日

JR化直後の国鉄型改造車(?)

 国鉄がJRになってから今年で35年が経ちました。しかし、会社によっては、国鉄型車両が健在です。今回は、かなり後の撮影で、当時の撮影したものではありませんが、JRが既存の車両を改造した時の車両の名残りを紹介します。懐かしい車両です。
 こちらは、JR東日本189系です。本物は183系1000番台でした。中央自動車道長野線(通称、長野自動車道)が松本まで伸びることから、危機感を抱いたJR東日本が、「あずさ」の車内改善用と甲府止まりの列車との差別化に備えて改造されました。本物は、指定席車とグリーン車の床をかさ上げし、座席を取り替えました。グリーン車は、1+2の3列シートかされました。現在は、廃車されました。
JR化直後の国鉄型改造車(?)



























 こちらは、JR東海381系です。形式は、クロ381形10番台です。中央自動車道長野線(通称、長野自動車道)が松本まで伸びることから、危機感を抱いたJR東海が、「しなの」の増発用にサロ381形とクハ381形の一部をクロ381形に改造しました。結果、今までの9両編成を6両編成にして編成本数を増やしました。今までの10往復から13往復の定期列車と3往復(現在は1往復)の季節列車になりました。そして、クロ381のうち、3両に展望席のある運転台をつけて10番台にしました。10番台のクロは、「パノラマ車」と言われました。0番台は、サロ381形に運転台を取り付けました。写真は、最近まで愛知県名古屋市にある「リニア・鉄道館」に保存されていたものです。しかし、展示物の交換により、現在は、解体されました。
JR化直後の国鉄型改造車(?)



























 JRグループ2年目に松本発着の中央線特急は、東線、西線ともに改造車によりますが、改善のメスをいれていました。では、また。



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Posted by つか信州 at 09:32│Comments(0)鉄道
 
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